『⊿』ですか
うん。
やばいですね。
「ポップアイコンは突き詰めれば記号でしかない」
っていう小西康陽さんの言葉を思い出しました。
記号消費論じゃないですけど
ここまで大きな存在になってくると、いわゆるブランドと同じで
そのものが持っている表現系のイメージが記号化されていく(表現者の意思とは無関係に)。
で結果として、大多数の消費者は、実在する「Perfumeという人間」とは別の「記号化されたPerfume」
つまり一種のパブリックイメージを「記号」として消費しているわけで…
(ブレイクっていうのはそういう事でしょ?)
この人たちはそれをわかった上で、あえてこのタイミングで「記号」を提示してるように思う。
「私達は記号を売っています」というある種のシャレというか
つまりは茶化してるって事でしょう。
(edgeのスクリーンを使った演出でやってることと同じだと思う)
だから読み方はシンプルに「トライアングル」が正解じゃないかな
「デルタ」とかだと無駄にカッコよくてテーマが変わってくる気がする。
あえて変わった読み方させるとかも、方法としてはあるけど、これまたテーマがズレすぎる。
余計な意味やらメッセージは不要。
解釈は自由だけど別に正解なんてないし、考えること自体が野暮。
重要なのは読み方に「どんな意味があるか」ではなくて「アルバムのタイトルが“記号”である」ということのみです。
まぁ、きっと本人達がプロモーションする際には
「実は⊿にはこんなメッセージが込められてて…」とか言うんでしょうけどw
なのでもっと言えばジャケットも個人的には「⊿」だけの表記でいいと思う。本当は。
高級な固め光沢紙(黒がいい)に、強めのエンボス加工で「⊿」
もはや歌詞カードはおろかCDの盤面に何のプリントもいらない。
とはいっても現実的に流石にそこまではないでしょうw
すでにスチール撮影してるという情報もあるし
だとしたら、このテーマを表現する上で考えられるのは「⊿」のオブジェクトですね
とにかくCGは絶対使わない。
テーマがあいまいになるから。
物質なんだけど記号、というのがミソ。
実際に⊿のオブジェクト(サイズは手のひらサイズくらい?もしくはPerfumeと同じ、高さ160cmくらい?)
を作って、アーティストと絡めた構図をつくる。
最もベタなパターンですが、もし自分ならこうするかな。
これ以上の演出はこのテーマにおいては不要だし邪魔。
そんくらいシンプルがいい。
ま、わっかんないっすけどね。
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