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混沌美が熟成する自由さ。

魂の開放。
あらゆる価値観が全てフラットになる瞬間。

本当に素晴らしいパフォーマンスでした。

完全酔っ払って今帰宅。
この気持ちを何かに残したくて今、フラフラしながらキーボード打ってます。




ぼくは今回のライブ中に「ある言葉」を思い出しました。

それは六本木の「国立新美術館」にある、小さなお土産屋さん(スーベニアフロムトーキョー)の
壁に書かれた、短い言葉です。

「ブックディレクター・幅允孝」という一人の気鋭のクリエイターが
世界に向けて東京のクリエイティビティを誇らしげに宣言している一節。

そっち系に興味のない方は「なんじゃそりゃ!?」と思うでしょうが、
読んでもらえれば僕が何が言いたいのかなんとなくわかると思います。


(以下コピペ)

私たちには見えます。
「あらゆるもの」が等価に結びついている風景が。
最新のもの、古くて懐かしいもの、エレガントな高級品、キッチュで愉快な日用品、
土着のもの、遠くでできたもの、有名人がつくったもの、アノニマスなもの、
そのどれもが同じ地平に立つ風景。
そして、その場所で営まれるのは、誰かが既に決めてしまった
「あらゆるもの」のイメージを軽々と逸脱し、圧倒的な編集能力をもって、
新鮮な驚きを形づくること。
そして、その姿勢こそが、SUSHIとかSUMOとかの次に、
私たちが世界に向けて発信したいと願うひとつのやり方です。

混沌の中に潜む、美しさを知る私たちが、心を込めて届けるセレクションの妙。
さあ、見てください、東京の想像力を。
感じてください、混沌美が醸成する自由さを。




僕は今日、あの少女達のライブを観てこの言葉を思い出したんです。

東京の…いや、日本のアートシーンが今、世界に向けて本気で発信しようとしているもの。
「あらゆるもの」が等価に結びつき、
その混沌が熟成し、生まれた、まるで一つの生命体のような芸術。
僕は今日Perfumeを見てこの言葉の本当の意味を理解したんです。
(わかりますよね?)

そりゃあ誰も見たことねぇよ。
だって今、この場で生まれたんだもの。

分析しようったって無駄だよ。
わかった時点で彼女らも俺たちも既にその先に進んでるんだもの。




とりあえずMoMAの一番目立つスペースを空けといてくれ。

そこにPerfumeのCDを飾るから。

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