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Dimension

「Perfumeにとって次のミッションとはなにか?」

さて、なんでしょうね
ファン100人に聞いたら100通りの答えが返って来そうですね

僕は
【 いかにして「3次元」を制するか】
ってことな気がしてます

御存知の通りPerfumeのダンスのほとんどが
いわゆる「面(めん)」で見せるタイプです

そりゃそうだ

演者と観客の位置関係でいえば10年のキャリアのうち8年以上を

  演者
 ↓↓↓

↑↑↑↑↑ 
  観客

っていう正対した関係で過ごしてきたわけだから

MIKIKOさんの振り付けも「面」という2次元の制約の中で考え尽くされたものになっている。
ていうかそういう箱でしかライブしてなかったわけだし、それは当然。

ただ、状況は変わってきてる
箱がデカくなれば、当然客席の配置も変わってくる。

マカロニで舞台が回転したり
コンピューターシティで前にズンズン歩いてきたりとか
床がLEDだったりとか、これまでいろいろ試しているけど
それはあくまで2次元(面)の連続であって、言ってみれば2.5次元。
どうしても「3人散らばって客煽り」的な時間が増えていってしまう
(それはそれで楽しいんですけどね)

たとえ今のままでも、僕も含め多くのファンはこれまで通り楽しめると思う
でも、2DのPerfumeが3Dに進化する時
世界中の誰も見たことない、新しいライブ表現が生まれるような気がする・・・

絵画のような2次元の芸術と
彫刻のような3次元の芸術は
根本的に頭の使い方が異なる(らしい)
こればっかりはMIKIKOさん次第

3人だけでステージを完結させるスタイルを貫くPerfumeが
どういうアイディアでその壁をブチ破るのか?

これまでのライブを見る限り、その鍵はおそらく「レーザー」と「映像」でしょう


ちなみに
今回のDVDで“世界の二流”こと、我らが関さんは
無謀にも、そこ(Perfumeの3次元的表現)にたったひとりで突っ込んでいって
かなりの深手を負われたようにお見受けしました(笑)

でも僕は全力で支持しますよ
あれはパッと見、スチール的な絵の連続(2D的)に見えるけど
実は非常に立体的で、空間そのものを切り取ることに成功している

勉強させていただきました
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Comment

あれ? | URL | 2010.01.20 13:38 | Edit
Zero Gravityは思いっきり3次元なような・・・
D-mad | URL | 2010.01.20 22:50
> Zero Gravityは思いっきり3次元なような・・・


まさにそういうことです

あえて具体的な例はあげませんでしたが
ゼロやedgeに関しては、初めから大会場でのパフォーマンスを想定して
フリ・演出が組まれているからとても立体的に見えるんです

ここで僕が言っているのは
それ以前の多くの持ち曲、
ちょっといじわるな言い方をすれば「3D非対応の楽曲」を
いかにしてバージョンアップさせるのか
という事です
との | URL | 2010.01.20 23:28 | Edit
会場の真ん中に円形ステージ据えて
360度対応のLTW。
もはや彫刻の世界。MIKIKOさんは挑戦してみたいだろう。
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Author:dnts
ネット育ちの映像作家

twitter : @dnts3

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