Perfume=コラージュアート
Perfumeってそれ自体が壮大なコラージュアートだと思うんですよ。
突然ですが今日はそんな話をしたいなと・・・
先に言っておきますが、オチは別にないっす。
で、大事な事なんでもう一回言います。
Perfumeってそれ自体が壮大なコラージュアートだと思うんですよ。
日本独自のアイドル文化とかオタク文化。あとはクラブミュージック文化とか映像技術…
ファッションとかビジュアルのトレンドも含めて、それぞれ違うベクトルで進化してる文化の要素を、
バラバラに切り取って乱暴にひっつけていって。
それがなんかの拍子で意思を持ち始めて・・・
気が付けば巨大なアート作品に見え始める。
時系列を持っていて、インスタレーション的要素が強い分ちょっと枠からはハミ出てますが、
やっぱりコラージュアートなんですよ根本は。
(あくまで俺の見かたです。異論はご自由にw)
だからこそ彼女たちの作品をさらにコラージュした、マッシュアップが面白かったり
MADムービー作るのが流行ったりっていうのは、実はごく自然とも思えるし、
同時にこれまた日本特有のコンテンポラリーアートとも言えるなぁと思うわけです。
(ファンによるバイラルプロモーションとかいう見方をされる方もいらっしゃいますが
それはそれで間違っていないと思います。ただそれすらメタ視点的で見ると・・・って話ですわ。)
以前ちょっと書きましたが、今日本のアートシーンが世界に向けて発信している
(と自分が勝手に感じている)ことって「混沌の中に潜む美しさ」であり、
それを「選別し編集するセンス」であるわけです。(映像編集という狭義ではないですよ)
わかりにくいんでちょっと別の分野のもので例えますが、
それこそ「石油燃料」と「電気」を“コラージュ“or“マッシュアップ”させたハイブリッドカーであったり、
宇多丸師匠が言うところの
例えばイタメシ パスタ
に、タラコ足した
メニューが定番と化した
~Rhymester feat.ラッパ我リヤ ”リスペクト” ~という事だったり・・・
異なる文化同士をコラージュ(マッシュアップ)させて
今までになかった価値を作り出すってコトにかけて、
日本人は世界中のどの国の人よりも優れたセンスを持つ人種なんだとおもうんすよ。
ハイパーメディアクリエイター・高城剛氏はこういう考え方を
「Hybrid style」と呼んでいて、
日本は世界にむけてこの「スタイル自体」を輸出すべきだと本気で語っています。
全く同感です。
(僕の場合は映像専門なんで個人的に「mad style」と読んでいますが)
で、Perfumeに話を戻します。
てか戻すまでもないか・・・
ようは何が言いたいかっていうと
日本が世界中で一番優れているモノってのは
コラージュでありマッシュアップでありMADでありHybrid styleであると。
(全部同じ意味ですよ)
で、その代表的な作品が他ならぬ「Perfume」であると。
(ここでいうPerfumeってのはメンバー・スタッフ・オーディエンスを総称した意味でのPerfumeです)
だからさぁ。この作品を早く世界に見せようよ。
と。
そういう話です。
(MoMAにPerfumeのCD飾れよっていうのも、半分ネタで半分マジですよ俺)
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making of sm3593723
どもです。
先日スマスマを見たうちの母(54)が「パフュームって子たち、踊り上手ね!カワイイ!」
と、嬉々として申しておりました。
俺は「へー、そうなんだ」と言っておきました。
ともすれば近い将来
我が家からオバフュームが誕生するかも知れません。
さて。
先日うpしたバタフライの動画ですが、自分メモも兼ねて(大体の)作り方を書いておきます。
別に企業秘密もなんもないんで惜しみなく疲労いたします。
そっち系の人だけニヤニヤしてください。

基本作業はもちろんAE。
3分割画面が前提なので、ご覧の通り横長の画面で作業。
で。
なにしろ使うエフェクトは「trap code」の「particular」です。
emmiterのPosition XYとPositionZ。さらにgravityのアニメーションで、それっぽく見せてます。
色味に関しては、color Randomを100%に設定すればこのレインボーな感じになるんですわ。
あとは別のコンポジションに3Dレイヤーで飛ばした蝶を、3Dカメラでグイングインして、
さっきのレインボーのコンポジションに乗っける、と。そんだけです。
おそらくホンモノの映像はmaxとかmayaとかガチ3D系のソフトで作ってると思うんですが
さすがにそこまえではやってられない(つーかできね)ので2Dソフトでそれっぽくしてみた
ってのが正直なトコです。
蝶の尻尾(?)というか光の軌跡を再現しなかったのは単純に
「AEじゃ無理だったから」ってのが理由です。
《おまけ》
①観客はカウントジャパンのポリ動画から拾ってきてスロー&ループさせてます。
②音の「ホール感」の再現はプレミアのオーディオエフェクトでリバーブさせてるだけ。
③「歓声」はBRAHMANのLIVE映像(sm2052678)から拝借してます
てな具合です。
あの感動を蘇らせてみた ~ Butterfly 篇 ~
ようやくできました~
協力してくれた方 アリガトウございました
感謝感謝
まぁインストもないし、蝶の軌跡(黄色い光の帯)とかスルーしてるし
完全再現とは程遠いものですが
とりあえずは雰囲気を楽しむ為の動画って事でお許しください
にしても画質がなぁ・・・ニコじゃこの手の動画はむずかしいんかなぁやっぱ
細かいグラデとか色のコントラストとかが全部ブロックノイズで吸収されちゃうっていうか・・・
コレばっかりは気になる・・・
VJ映像だけでも高画質版でうp・・・とかも考えたりしてます(ん?誰もイラネって?)
ちなみに・・・
「てめぇどうせ盗撮してんだろ!ゴルァアアア」的なことをお思いの方のタメに(イネーよ)
再現動画作成のコツってヤツを簡単に・・・
まず、再現したい映像が始まったら、頭の中でAfter Effectsを起動させ、
脳内に新規コンポジションを開きます
そして目から入ってきた映像を、タイムライン上にリアルタイムで再現していくわけです
当然その場で完全には再現できません(できるわけねーよ)ので、あくまでなんとなく・・・
「このエフェクトにこのエフェクト重ねて、こういうキーフレームでアニメーションさせて」とか
「ここは3Dレイヤーでヴァーチャルカメラ使って・・・」などと頑張ってみるわけです
音と映像をそのまんま記憶しようとしても、絶対むりなんで
ようは何かに置き換えて覚えるって事です
暗算チャンピオンとかの人が、脳内にそろばんをイメージするってのと似てるのかも知れません
AE使いの人にとっては、別に特殊な事ではないと思いますが、一応・・・
nakano "nice to meet" you
先日のライブ会場で、ある人に遭遇したお話。
(正確には遭遇というより目撃)
興奮覚めやらぬライブ終了直後・・・
余韻に浸りつつ出口に向かっていた時、チョット離れた扉から
なにやら悶々とした表情で小走りにこちらに向かってくる怪しげな人がいました。
「(どこかで見たことあるなぁ・・・)」
とオモって良く見ると・・・
そう!
痔ろうでお馴染み、超絶変態パフュオタドラマー・ピエール中野。その人でありました。
ピエールさんといえば、僕が以前作った長編MADを見てくれていて、
ブログやらなんやらで触れてくださっている事を知っていたので、
ここはひとつ、直接お礼でもしておかねば!と思ったわけです。
ただ、そのタイミングを計る間も無く
彼はものすごい勢いで(悶々とした表情を浮かべたまま)僕の前を通り過ぎていきました。
何をそんなに急ぐのヨ!?と思って目で追ったところ、
彼が滑り込んで行った先は「便所」でした。
おいおい・・・
ってことはwonder2のあの光景を
ピエールは必死にトイレ我慢しながら見てたって事かよww
などと勝手に想像して吹きそうになったのは内緒です
とりあえず
「(まぁせっかくだしちょっと待ってみようかな。ションベンくらいならすぐ出てくるだろ)」
と思って、トイレ付近で待ってみたのですが、
いつまでたっても彼は出てきませんでした。
結局諦めて退散。
うんこ長げーよ・・・ピエール。
orz
ん?まっ、まさか・・・個室に篭って
ライブの興奮を、あらぬ手段で(NAKANO Inspiration的な意味で)発散させ(ry
ごめんなさい、失礼しましたw
混沌美が熟成する自由さ。
魂の開放。
あらゆる価値観が全てフラットになる瞬間。
本当に素晴らしいパフォーマンスでした。
完全酔っ払って今帰宅。
この気持ちを何かに残したくて今、フラフラしながらキーボード打ってます。
ぼくは今回のライブ中に「ある言葉」を思い出しました。
それは六本木の「国立新美術館」にある、小さなお土産屋さん(スーベニアフロムトーキョー)の
壁に書かれた、短い言葉です。
「ブックディレクター・幅允孝」という一人の気鋭のクリエイターが
世界に向けて東京のクリエイティビティを誇らしげに宣言している一節。
そっち系に興味のない方は「なんじゃそりゃ!?」と思うでしょうが、
読んでもらえれば僕が何が言いたいのかなんとなくわかると思います。
(以下コピペ)
私たちには見えます。
「あらゆるもの」が等価に結びついている風景が。
最新のもの、古くて懐かしいもの、エレガントな高級品、キッチュで愉快な日用品、
土着のもの、遠くでできたもの、有名人がつくったもの、アノニマスなもの、
そのどれもが同じ地平に立つ風景。
そして、その場所で営まれるのは、誰かが既に決めてしまった
「あらゆるもの」のイメージを軽々と逸脱し、圧倒的な編集能力をもって、
新鮮な驚きを形づくること。
そして、その姿勢こそが、SUSHIとかSUMOとかの次に、
私たちが世界に向けて発信したいと願うひとつのやり方です。
混沌の中に潜む、美しさを知る私たちが、心を込めて届けるセレクションの妙。
さあ、見てください、東京の想像力を。
感じてください、混沌美が醸成する自由さを。
僕は今日、あの少女達のライブを観てこの言葉を思い出したんです。
東京の…いや、日本のアートシーンが今、世界に向けて本気で発信しようとしているもの。
「あらゆるもの」が等価に結びつき、
その混沌が熟成し、生まれた、まるで一つの生命体のような芸術。
僕は今日Perfumeを見てこの言葉の本当の意味を理解したんです。
(わかりますよね?)
そりゃあ誰も見たことねぇよ。
だって今、この場で生まれたんだもの。
分析しようったって無駄だよ。
わかった時点で彼女らも俺たちも既にその先に進んでるんだもの。
とりあえずMoMAの一番目立つスペースを空けといてくれ。
そこにPerfumeのCDを飾るから。
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